原理
- キーを抜き取った状態では、図-1に示すように、ロッキングバーがスプリングによって外筒の溝に押し付けられています。また、タンブラーはタンブラーバネによって矢印の方向へ押されています。この状態で内筒を回転させようとしても(タンブラーの切欠がロッキングバーの上方にないため)タンブラーに阻まれて、ロッキングバーは上方へ上がることができず、内筒を回転させることができません。
- 標準の子カギ(合カギ)を差し込むと、タンブラーはキーのきざみによって押され、切欠がロッキングバーの上方にくるまで回転、整列します。この状態で内筒を回転させようとすると、溝とロッキングバーが上方に押し上げられ、内筒を回転させることができます。
特徴
大規模なキープランが可能
タンブラーは9列9枚で4段階のものを使用。カギ違いの数は、150,994,944通りにもなり、各種キープランに対応可能です。ますます複雑、大規模になっていく建物のキープランも、余裕をもって対応できます。
優れた耐久性
タンブラーはリン青銅製ですので、耐摩耗性に優れ、シリンダー寿命がさらに伸びました。
優れた防犯性
安全性に優れたロータリータンブラーに加え、タンブラーが9枚、キーの切込み深さが4段変化となり、耐ピッキング性能は一段と向上しています。
耐かぎ穴壊し性能に3グレード
錠前の種類によりG1~G3のグレードあります。
可能キーシステム
- マスターキーシステム
- グランドマスターキーシステム
- グレートグランドマスターキーシステム
- マルチマスターキーシステム
- 逆マスターキーシステム
- 同一キーシステム
- コンストラクションキーシステム
- ディスプレイキー、エマージェンシーキーシステム